薬剤師メモ

とある病院薬剤師が色々なことをどんどん調べてずんずん精進していくブログです。

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更新情報

唐突ですがこのたびブログをお引越ししました。ブログ開始から約3年、今までたくさんの方にご覧いただき本当にありがとうございました。新しいブログでも今まで通りの記事を更新していく予定なので、もし良ければぜひ見に来てください。このブログはとりあえずこのまま残して
『ブログお引越ししました』の画像

Q 当院にはアジルバの採用がありませんが、持参薬でアジルバを服用している患者が院内処方に切り替える際、オルメテックに変えるとすると用量はどう換算すればよいのでしょうか。また、アジルバとオルメテックには何かARBとして違いがあるのでしょうか。AInt Heart J 58 (3)
『【文献】アジルバ20mgはオルメテック何mgに相当する?(ビジアブ付き)』の画像

☆いまさらですがTwitterはじめました→→https://twitter.com/pharmamemoアセトアミノフェン(N-acetyl-p-aminophenol : APAP)による肝障害◆報告・欧米では1日4g以上のAPAPの過剰投与が原因として報告されており、治療量である1日4g以下では肝障害のリスクは低いことが報
『アセトアミノフェンによる肝障害とその機序』の画像

Qナウゼリン(ドンペリドン)の添付文書には「外国において本剤による重篤な心室性不整脈及び突然死が報告されている」との記載があります。ドンペリドンは制吐剤としてよく使用されていますが、突然死とはどのようなものなのでしょうか。また、同効薬であるプリンペラン(メ

Qバファリンはアスピリン・ダイアルミネート製剤と謳われていますが、そもそもダイアルミネートって一体何?バイアスピリンとの違いは?Aダイアルミネート→制酸作用のある緩衝剤(炭酸マグネシウムとジヒドロキシアルミニウム アミノアセテートを2:1の比率で配合)◆バファ
『バファリンの成分、ダイアルミネートとは?バイアスピリンとはどう違う?』の画像

骨粗鬆症とは骨量が減って骨折しやすくなる病気・20歳代までに獲得する最大骨量が少ないこと・成人後の骨形成と骨吸収のインバランスによって骨量が減少することが主な原因となって発症★骨吸収:既存の古い骨が破骨細胞によって吸収されること★骨形成:その部位に骨芽細胞

シロスタゾールには他の抗血小板薬にはない動悸、頻脈といったアドヒアランスを低下させる副作用が認められることがあります。そのような副作用が起こってしまった場合、どうすればいいのでしょうか。◆シロスタゾールの作用機序ホスホジエステラーゼ3活性を阻害し、血小板及

◆ヨード造影剤使用時にビグアナイド薬(メトホルミン、ブホルミン)を休薬する理由ヨード造影剤使用時→一過性に腎機能が低下し(造影剤腎症)、ビグアナイド薬の腎排泄の遅延をきたすことがある(造影剤による腎血流量の低下、尿細管細胞への直接的な障害などを介して)→
『メトホルミンはヨード造影剤使用時、腎機能が正常でも休薬する必要がある?』の画像

最近、DPP-4阻害薬で体重が増えるという報告があることを知ったので少し調べてみました。◆体重が増えるという報告の例・体重への影響:24週におけるベースラインからの体重の変化量はルセフィ先行群で-2.3kg、シタグリプチン先行群で+1.4kgだった(1)・(シダクリプチン)3
『DPP-4阻害薬で体重が増える?』の画像

数ヶ月前に総合病院から内科・整形外科のケアミックス病院に転職しました。なんやかんやばたばたしておりしばらく更新できずにいましたが、ようやく落ち着いてきたので少しずつまた更新したいと思っています。なにとぞよろしくお願いします。◆シックデイとは糖尿病患者が治
『シックデイとは』の画像

他院ではどうかわかりませんが、当院ではフェブリクは食前で処方されることが多いです。添付文書では「1日1回経口投与する」と食事の規定はなく、フェブリクを食前に投与する意義、理由はあるのか疑問に思ったため調べました。◆第Ⅰ相試験(単回経口投与における食事の影響
『フェブリク食前投与の意義』の画像

コレバイン(コレスチミド)の添付文書には併用注意胆汁酸製剤(ウルソデオキシコール酸)・併用薬の血中濃度が低下するおそれがあるので、可能な限り間隔を空けて投与すること・同時に経口投与された場合に、併用薬の吸収を遅延あるいは減少させるおそれがあるとあります。
『ウルソとコレバインは一緒に飲んじゃダメ?』の画像

◆肝性脳症の発現機序大きく分けて以下の説が考えられている・アンモニアを主体とする昏睡惹起物質による説腸内細菌によって産生され門脈に吸収された脳症惹起因子(アンモニアなど)が、肝臓での代謝をエスケープし、高濃度のまま脳に到達して中枢神経機能を障害することに
『肝性脳症にテルフィスを使う理由・機序』の画像

◆PPIと肺炎の関係に対する報告・PPI使用者の市中肺炎の相対危険度は約4倍・30日以内のPPI使用者での肺炎発症調整後オッズ比は1.55で、直近31~90日の使用で1.69と有意に高値・PPI内服2日以内ではオッズ比が6.53、7日以内では3.79、14日以内では2.46と使用初期にリスクが高い

最近、当院にてリリカを通常量で開始したけれどめまいがひどくて中止になった例や、他院でリリカが開始になったけれどふらつきなど紆余曲折あって当院入院といった例をよく見るため、リリカの至適開始用量はいったいどのくらいなのか調べてみました。リリカ(プレガバリン)
『リリカの至適な投与法とは?~副作用を回避するために~』の画像

Q ステロイドの説明書にはだいたい胃潰瘍ができることがあります胃薬も併用しますって感じの記載があるけど、ステロイドが開始になった患者がPPIを飲んでいなかったら医師に確認する必要がありますか?A糖質ステロイドは、消化性潰瘍のリスクファクターとはならない(消化性
『ステロイド投与時にPPIの予防投与は必要か』の画像

添付文書においてバルプロ酸とカルバペネム系抗菌薬は併用禁忌となっていますが、実際バルプロ酸を服用している患者にカルバペネムがオーダーとなった場合どうすればよいのでしょうか。◆併用禁忌の理由カルバペネム系抗菌薬がバルプロ酸(VPA)濃度を低下させるため◆機序正確
『カルバペネムが出た患者がバルプロ酸を飲んでいたときの対応策を考える』の画像

NSAIDs経口剤の副作用として消化性潰瘍が有名ですが、貼付剤でも潰瘍を惹起しうるのでしょうか?◆貼付剤経皮吸収型製剤一般的に言われる利点初回通過効果を回避できるため薬のバイオアベイラビリティを高められる。経皮からの吸収により消化器系の副作用を回避して、全身性
『NSAIDs貼付剤で消化性潰瘍になる?』の画像

【商品名】ダフクリア錠200mg【成分名】フィダキソマイシン【薬価】3943.80円【適応症】感染性腸炎(偽膜性大腸炎を含む)【用法・用量】1回200mgを1日2回経口投与【作用機序】細菌のRNAポリメラーゼを阻害することによりRNA合成を阻害し抗菌活性を示す。C.difficileをはじめ
『新薬読解③ダフクリア錠:CDIの新たな選択肢』の画像

☆ 投与間隔 / t1/2 ≦ 3 → t1/2 × 5(時間)連続投与 → 定常状態くすりを連続投与した場合、血中から無くならないうちに再投与をすると血中濃度は徐々に上がっていく。くすりの消失は通常は一時速度過程をとり体内薬物量に比例して出ていくため、やがてくすりが身体
『くすりが効き始める時間の算出法』の画像

Q バラシクロビルを飲んでからろれつが回らなくなって体も動きづらくなり、服用中止したところ翌日に症状が改善したのですが薬の影響でしょうか?・患者情報90代女性 透析患者・処方帯状疱疹に対してバラシクロビル 500mg 0.5錠1日1回昼食後・経過day1 服用開始day3 呂
『バラシクロビルの副作用でろれつが回らなくなることがある?』の画像

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