薬剤師メモ

とある病院薬剤師が色々なことをどんどん調べてずんずん精進していくブログです。

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2018年04月

一定期間の治療抗菌薬を特定のものに限定し、その使用抗菌薬を数か月ごとにサイクルさせる方法◆ポイント長期投与による耐性菌出現を防ぐだけでなく、抗菌薬非存在下において耐性株が野生株との生存競争に負け減少する可能性が考えられている。◆きっかけRaymondらによる報告
『抗菌薬のサイクリング療法とは』の画像

神経内分泌腫瘍(neuroendocrine tumor : NET)膵神経内分泌腫瘍(pancreatic neuroendocrine tumor : P-NET)ペプチドホルモン産生能を有する神経内分泌細胞由来の腫瘍国内での発生率 10万人に1.27人2010年WHO分類核分裂像(大きいほど腫瘍細胞の増殖が速い)とKi67 index
『膵神経内分泌腫瘍(P-NET)とその治療薬』の画像

薬剤性肝障害(Drug-induced liver injury : DILI)とは薬物による肝障害低頻度ではあるが多くの薬物で肝障害が生じる可能性がある。肝障害が発生した場合に薬剤性肝障害を疑い速やかに服用を中止すれば重篤化することはほとんどないが長期使用すると重篤化することがある。分
『薬剤性肝障害とは?代表的な起因薬まとめ』の画像

最近DPP-4阻害薬で起こる聞きなれない副作用についての話をよく聞くのでまとめました。とりあえずDPP-4阻害薬とはインクレチン:膵臓のβ細胞に結合してインスリン分泌を増加させる→血液中の分解酵素であるDPP-4ですみやかに分解される。DPP-4阻害薬:インクレチンの分解を
『DPP-4阻害薬で起こる水疱性類天疱瘡とか炎症性腸疾患について』の画像

「油っぽいうんちを出す薬」胆汁酸トランスポーター阻害薬グーフィス錠5mg(エロビキシバット水和物錠) Good(優れた)Feces(便)に由来2018年1月製造販売承認◆作用機序回腸末端部の上皮細胞にて...胆汁酸トランスポーター(IBAT)を阻害し胆汁酸の再吸収を抑制→大腸に流
『新薬読解①グーフィス:あたらしい便秘のくすり』の画像

最近院内の抗菌薬使用量と耐性率の関係とかを調査しています。そのなかでそういった調査に用いられる指標がいくつかあることを知ったのでまとめました。AUD(antimicrobial use density):抗菌薬使用密度「一定期間における抗菌薬の力価総量をWHOで定義されたDDD(defined dail
『抗菌薬使用量調査に用いる指標について』の画像

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